Djvu viewer on Zaurus

今日は、ザウルスに動作するDjvuビューアのDjViewというソフトをビルドしてみました。

Linux環境とコロスコンパイルの知識がないので、途中にかなり時間かかりました。
いろいろ試してやったら、最後にKopsis氏が作った『SharpZaurusSdkDsl』に紹介した
方法でやっと成功しました。うれしい~

ここでは、メモとして、コンパイルの手順をとります。



  1. まずはDjViewのソースコードをダウンロードします。DjViewがGPLのライセンスでソースを公開していますが、コンパイルしたもの(ipkgファイル)は作者から有償($10.00)で提供してます。やはり、自分でコンパイルしてやってみたほうがいいです。
  2. 次に、ローカルで解凍します。解凍したら、DjviewのソースコードとDjvuライブラリのソースコードが解凍フォルダに作成されます。これで、Windowsの操作が完了。
  3. DSL(Damn Small Linux、リナックス発行版の一つ)の起動ディスクをCD-ROMに挿入して、再起動します。
  4. 立ち上がったら、Linux環境になります。これで、Zauru開発用のモジュールをmyDSLとしてシステムに導入します。
  5. ローカルに保存したDjViewのソースコードを$homeにコピー
  6. これから、コンパイル作業になります。まずは、Djvuライブラリをコンパイルしよう。
    $homeにコピーした「Djview_src\libdjvu-*」(ソースコードのフォルダの名前を「Djview_src」と仮定、「libdjvu-*」はDjvuライブラリのフォルダです)フォルダに入って、下記のコマンドを実行します。
    $home/Djview_src/libdjvu-*/> source env_arm [リターン]
    $home/Djview_src/libdjvu-*/> . arm [リターン]
    $home/Djview_src/libdjvu-*/> make [リターン]
    これで、Djvuライブラリがコンパイルされます。
  7. 「cd ../djview/src」を入力することで、djviewのソースに入ります。
  8. ここで、djviewをコンパイルします。下記のコマンドを実行します。
    $home/Djview_src/djview/src/> . arm [リターン]
    $home/Djview_src/djview/src/> make [リターン]
    これで、djviewがコンパイルし完了。最後はインストールパックを作成することです。
  9. インストールパックを作成するために、作者がバッチファイルを提供してますが、修正しないと、うまく動かなかったです。build_ipkファイルをviで開いて編集します。fakerootで開始した行をfakerootを削除するように修正。
  10. $home/Djview_src/djview/のフォルダにchmodで、srcの権限を変更します。コマンドは下記のとおり。
    $home/Djview_src/djview/> chmod -R 777 src
  11. 再度srcディレクトリに入って、build_ipkを実行する。
    $home/Djview_src/djview/src/> ./build_ipk[リターン]
    これで、$home/Djview_src/djview/ipkgフォルダにipkgファイルが作成されます。

以上。

コメント

匿名 さんのコメント…
時間がかかりそうですね。この知識を提供してありがとうございます。

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